新浦安環境住まい会議は、“がまんしないエコロジー”で住まいの快適をつくる会議です。
イメージしてください。あなたは美しい緑の森の中にいます。
目にうつるやさしい緑。ゆらぐ風。鳥のさえずり。すがすがしい森の香り。
きっと、そこは誰にとっても気持ちのよい環境だと思います。
今度は、場面を変えて高層ビルの会議室をイメージしてください。
エアコンが適温に設定され、外の音も風も入ってきません。
そんな会議室で大きく息を吸い込んでみてください。
「気持ちいいですか」きっと「気持ちよくない」ですよね。

そもそも「気持ちよさ」って何なんでしょう。

目にうつる緑、ゆらぐ風、鳥のさえずり、木の香りなど、
森の中では無数の要素が絶え間なく私たちの五感を刺激し続けています。
それに比べ、スイッチひとつでつくり出される環境は、均一で単調です。
では最先端技術を駆使して、会議室に自然を真似た環境を再現したとします。
「気持ちいいですか」きっと本当の自然と同じ
「気持ちよさ」にはならないと思います。

その違いはどこにあるのでしょう。
私たちは、その答えは「つながり」にあると思っています。
いくら人工的に再現しても閉鎖的な環境を、
人は「気持ちいい」とは思わないのです。
人は、自然をはじめとする環境と身体がつながっていると感じた時に
「気持ちがいい」と感じるのです。

「エコロジー」とは「つながり」を活かすことです。
住宅性能が向上した現代では、はなから外の環境との「つながり」を
あきらめた住まいが多いように思います。
実は、そうした室内を閉じて「つながり」を断った住まいが、
自分の街の環境を悪くし、ますます「つながり」を断った
閉じこもる住まいをつくってしまうのです。

“がまんしないエコロジー”とは、そんな閉じこもる住まいではなく
「自分のために」を貪欲に追求すればするほど、街の環境がよくなり、
その結果、自分の住まいも得をする。さらに大きな「気持ちよさ」を獲得していく。
そんなうまい話があるのかという声が聞こえてきそうですが
私たちは見つけ、その啓蒙と実践をするべくこの住まい会議を招集いたしました。
がまんしないで「つながる」ことで、
どんどん「気持ちがいい」をつくっていく住まい。
「新浦安環境住まい会議」が目指すこと、それはこれからの未来を見据えた
“がまんしないエコロジー”で、住まいの快適をつくっていくことです。





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