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超いい加減な新聞「千葉日報」

以下1月30日の千葉日報の記事です。
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「交通費」支払い集客
昨年1月開催の裁判員フォーラム 本社担当者、主婦ら38人
 昨年一月二十一日に開催された「裁判員制度全国フォーラムin千葉」(最高裁、千葉地裁、千葉日報社など共催)で、事務局を担当した千葉日報社から入場者の一部に、交通費の趣旨で謝礼が支払われていたことが二十九日までの緊急社内調査で分かった。
 調査結果によると開催予定日は数日前から天気が崩れ、かなりの降雪が予報されていた。フォーラムの窓口である本社東京支社の担当責任者は、降雪により相当数の入場申込者が来場を取りやめる可能性が高いと考え、開催三日前に急きょ、普段から千葉日報社の主催事業を手伝ってもらっている主婦のグループに来場を依頼した。
 この際、バス代や車のガソリン代、駐車場料金、昼食代などに一人三千円を支払うことを約束した。
 この呼びかけで当日、主婦ら三十八人が来場、計十一万四千円が支払われた。費用は同フォーラム事業費ではなく、千葉日報社東京支社の経理から取材費として支出された。
 この件に関して同東京支社の担当責任者は最高裁判所などの共催団体や関係団体に事前の相談や事後の報告は一切しておらず、単独の判断による集客活動だった。
 同フォーラムは二〇〇九年五月までに導入される裁判員制度について、理解を深めるため全国の都道府県単位で開かれている。昨年の千葉会場(千葉市中央区、県教育会館)では大雪にもかかわらず約四百人が来場。司法の転換点ともなる新制度をめぐり、活発な議論が繰り広げられた。

◆再発防止を徹底したい
 赤田靖英千葉日報社社長の話 まれにみる悪天候を懸念した独自判断とはいえ、一部に不信と誤解を招くような集客活動が発生したことは本来、公正中立であるべき報道機関としてあるまじき行為であり、社を代表する立場として、県民並びに関係機関に多大なご迷惑をおかけしたことについて深くおわび申し上げます。今後、このような事態が起こらないよう、検証の徹底による再発防止を図り、信頼の回復に努めてまいります。
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苦しい言い訳に終始している感じだ。
記事中にも「千葉日報社東京支社の経理から取材費として支出」とあるように、明らかに取材費として支出しているのに記事のタイトルは『交通費」支払い集客』となっており、矛盾している。
さらに記事中では、「交通費の趣旨で謝礼が支払われていた」とあり、交通費ではなかったことを自ら認めている。
新聞記事としてはあり得ないほど、事実と意見が混同されている。さらに社長の言い訳も「独自判断とはいえ」などと、行為を正当化しようとしている節がある。
こんないい加減な記事を書いた上、社長のいい加減なコメントを掲載する新聞を誰が信じられるのだろう?

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