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不正競争排除!

日本はこんなに技術力があるのに、携帯電話の仕組みとして世界と比べて遅れをとっているように思う。

本来は安くても5万円程度といわれている携帯電話が、高くても2万円程度で売られている。その差額は、キャリアが販売店に払うリベートで割引が成り立っているのだ。一見、端末が安くなるのでよいシステムの様に思えるが、実はこのリベートによる端末価格の設定が日本の携帯電話の仕組みをグローバル化から遠ざけている。

端末を買って、SIMカード(Subscriber Identity Module Card)を入れればすぐに新しい携帯電話が使えるという仕組みが最近の携帯電話の利点だが、日本では全くその利点が生かされない。安い端末を買われて、別のキャリア用の端末として使われるとリベートの意味が無いから特別に規制をかけているのだ。

当然リベートは降って沸いてくるものではなく、その金額は利用者に降り掛かってきている。そんなことであれば最初から端末の価格を正常な価格にし、利用者がキャリアを選べる様な仕組みにすれば、キャリアも利用者も利益があっていいのではないだろうか?

そういうビジネスを行えば日本すばらしい携帯電話は世界で売れる製品となる。今のように日本独自のことをやっていたら、せっかくのすばらしい携帯電話もこの小さな日本だけしか使えない、売れない製品となってしまうのだ。

携帯の周波数を割り当てるだけが行政ではない、こういった規制を行って日本の産業のグローバル化へ導くのも行政の役割のように思う。

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