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舞浜倶楽部では次の時代の介護サービスを目指し、2つの施設を浦安市高洲に統合いたします。
2011.6.10更新

ケアストーリー 07 「春の日のお出かけ」 Hさまケアチーム

入院が決まったHさまを、病院へお送りする道中での事でした。
「私、元気になって舞浜倶楽部へ帰って、満開の桜が見たいの。そして、ずっと行きたかったテーマパークに行きたいわ」
Hさまは、そうお話しになりました。
「そうですね。では帰っていらっしゃったら必ず行きましょう!」
私たちは約束をしました。

Hさまは桜が咲く頃、無事手術を終え、舞浜倶楽部にお帰りになりました。
満開の桜並木を散歩されるHさまの嬉しそうなご様子を見ながら、次はいよいよテーマパークへのお出かけを叶えようと、ケアチーム全体で計画を進めました。Hさまの体調の情報を共有し、天候を調べ、タイミングを見ながら、何度か往診の先生に相談しました。ご家族の皆さまの、願いを叶えたいとの強い想いも、私たちの背中を押していました。

そしていよいよ、往診の先生にゴーサインをいただき、私たちは万全の体制を整えました。介護士と看護師もスケジュールを合わせ、同伴させていただきます。
お薬OK! 体温調節用のお洋服に膝掛けOK! 酸素ボンベOK! 救急用グッズOK!

天気のよい春の日、Hさま、ご家族の皆さまと私たちケアチームで、テーマパークに出かけました。Hさまは、パレードのキャラクターに手を振り、満面の笑顔で一日をお過ごしになりました。

今、Hさまはターミナル期に入られ、日々眠っておられる時間が増えてきています。私たちは、できるだけお部屋を訪問し、テーマパークのCDをかけたり、キャラクターのまねをしながら話しかけています。
穏やかにお休みになるお顔を見ながら、まどろみの中で、あの春の日の楽しいお出かけを思い出してくださっているといいなと思います。
Hさまと、ご家族の皆さまの想いを大切に、最期までそばに寄り添っていきたいと思っています。

「Care Story」は、舞浜倶楽部で実際にあったケア事例です。
バックナンバーは、オフィシャルサイトでご覧いただけます。










JSCI公式「タクティール®ケアの理念と実践」講座のご案内

舞浜倶楽部では、多数のケアスタッフがタクティール®ケア研修を積み、日々の介護において積極的に行っています。認知症緩和の成果を実感することも多く、また"触れるコミュニケーション"として、ご利用者・ご入居者とスタッフの信頼関係を深めることにも役立っています。スウェーデンでは、医療の現場や保育所、重度の障害者へのケアのひとつとしても取り入れられています。
大切な方とのコミュニケーションの一つとして、多くの方にタクティールケアを知っていただきたいと考え、舞浜倶楽部は、日本スウェーデン福祉研究所(JSCI)の認可のもと、定期的に研修会を開催しています。高齢者介護・認知症ケアに従事している方、認知症のご家族をお持ちの方など、広くご参加ください。

>>>タクティールケアについてはこちらをご覧ください。


募集要項

定   員 : 15名(各日程)
受 講 料 : 定員: 63,000円(税込・2日間)
        ※実習・試験後認定証授与
会   場 : 舞浜倶楽部 新浦安 >地図
主   催 : 株式会社 舞浜倶楽部
共   催 : 株式会社 日本スウェーデン福祉研究所 >ホームページ

>開催スケジュール及び申込用紙ダウンロード
 舞浜倶楽部オフィシャルサイト



セミナーについてのお問い合わせ先

株式会社舞浜倶楽部 新浦安
〒279-0023 千葉県浦安市高洲1-2-1 
Tel:047-304-2400(代)Fax:047-352-7302

セミナー当日のスケジュール

第1日目「タクティールケアの理論と実践」
09:30〜10:00 はじめに
10:00〜12:00 タクティールケア理論
12:00〜13:00 昼食
13:00〜14:30 実技演習(背中のタクティールケア)
14:30〜16:45 実技演習(手のタクティールケア)
16:45〜17:00 質疑応答

第2日目「タクティールケアの実践」
09:00〜09:45 前日の感想
09:45〜12:00 実技演習(足のタクティールケア)
12:00〜13:00 昼食
13:00〜16:30 三種のタクティールケア復習
16:30〜17:00 質疑応答・ディスカッション

宿泊について

宿泊施設をご希望の方にはグループで運営している宿舎を
割引料金でご紹介しています。
詳しい内容については新浦安フォーラムにお問合せ下さい。

電話:047-304-2400 担当: 小森直子

※タクティールは日本スウェーデン福祉研究所(JSCI)の登録商標です。


このコンテンツは、舞浜倶楽部オフィシャルサイトのコンテンツを流用して作成しています。
→舞浜倶楽部オフィシャルサイト


WEBセミナー

高齢者ケアプログラム風景 舞浜倶楽部で行われている
高齢者ケアプログラム風景

Webセミナー46 スウェーデンにおける認知症ケアの理念と手法(5) 2009.3.15更新

(5)様々な認知症の症状について - 2

認知症の人の8割くらいの方が抱える症状として、「BPSD(Behavioral and Psychological Symptom of Dementia):認知症に伴う行動と精神の症状」があります。

【うつ状態】
いちばん良く見られるのは、うつ状態です。このうつ状態に対してどう対応するかということが注目されているのは、うつ状態から次の症状が生まれてくるということからです。

うつ状態になること自体は、おかしいことではありません。認知症によって、いきなり自分の人生が変わってしまうわけですから。今までわかっていたことがわからなくなってしまったり、今まで日常生活でできたことができなくなってしまう。こういう状態になって、うつ状態になることは、恥ずかしいことではないのです。

【妄想】
妄想という症状もあります。ケアの現場でよくあるケースは、認知症の方が「ものを盗まれた」と思ってしまうことです。今日はみなさんのうち女性の方が9割ですけれど、恐らくほぼ全員の方がハンドバッグを持っておられると思います。女性は、ハンドバッグの中に入っているものが自分の人生にとって大切なもの、ハンドバッグの中に自分の人生が入っていると思うような感覚が強いんです。

日常生活の中では、自分の大切なハンドバッグは、必ずいつも同じ場所に置いたりします。ところが、認知症がもとで、ハンドバッグをいつもの場所に置いても、置いたことを忘れてしまう。どこに置いたかを忘れてしまう。そういったことを経験した方は、落ち込んでしまうのですね。自分の大切なものはどこにあるのだろう、と。
また、ハンドバッグを隠したりする場合もあるのです。大切なものを隠して、それで記憶障害があるので、隠したことを本人も忘れてしまう。それも「どこに隠したか」を忘れるのではなくて、「隠したこと」それ自体を忘れてしまうのです。それで、後になって、ハンドバッグがどこにあるのかが、わからなくなってしまう。

ケアの現場のスタッフであれば、そういったハンドバッグが大抵どこにあるかはわかるのです。それはなぜかというと、何年もハンドバッグ探しの仕事をしてきているのですから(笑)。枕の下などにあることが多いのです。

【幻覚】
実際にはないものが見えるという、「幻覚」という症状もあります。蜘蛛などの虫や、ねずみとか、嫌なもの、怖いものが見えてしまうのです。

このように、他の人には見えない何かが見えるということは、その人にとって、それは真実であり、事実なのです。ですから、その人が何かを見ているということを、周りの人は受け入れなければなりません。それはその方の真実なのですから。

【混乱】
認知症の方が混乱を起こすのは、例えば新しい薬を使うようになった時や、施設に入居するなどして環境が変わった時などによく見られます。スウェーデンでは、認知症の症状が出ている場合にはなるべく薬は少なく出します。その薬もとても弱いものを出します。
そして、ある意味では薬を減らすためにも、その替わりにいろいろな補完的な手法が取られています。今日ご紹介するタクティールケアもそのひとつです。

混乱は、いろいろな感染症とも関わる場合がありますから、混乱が引き起こされる原因が認知症なのかどうかということは、よく調べなければなりません。例えば、感染症になったために身体が痛くなり、そのせいで混乱してしまうというケースもあるからです。

>> 次号へつづく


※本稿は、2008年7月5日に舞浜倶楽部 新浦安フォーラムで行われたオープンセミナー「スウェーデンにおける認知症ケアの理念と手法」における、アンソフィ・オドワィヤーさんの講演をもとに作成しています。




更新情報

2011.2.25
介護ニュース更新

2011.4.11
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2011.6.10
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バックナンバー

1. 高齢者ケアに大切なこと。
 
2. ケアカンファレンスについて(1)
 
3. ケアカンファレンスについて(2)
 
4. ケアカンファレンスについて(3)
 
5. 認知症ケアセミナー(1)
 
6. 認知症ケアセミナー(2)
 
7. 認知症ケアセミナー(3)
 
*オーサ先生の自己紹介。
 
*成人学習講座「ケアプログラム」。
 
8. 認知症ケアセミナー(4)
 
9. 認知症ケアセミナー(5)
 
 
11. 認知症ケアセミナー(7)
 
12.認知症ケアセミナー(8)
 
13.タクティールケア(1)
 
14.タクティールケア(2)
 
15.タクティールケア(3)
 
16.タクティールケア(4)
 
*スウェーデンについて
 
*福祉国家スウェーデンの歩みと日本
 
*ブックレビュー(1)
 
17.介護保険制度について(1)
 
18.介護保険制度について(2)
 
19.介護保険制度について(3)
 
20.介護保険制度について(4)
 
21.海外の取り組み
 
22.ケアする人への支援
 
23.今後のカリキュラムについて
 
24.地域ケアと子供たち(1)
 
25.地域ケアと子供たち(2)
 
26.地域ケアと子供たち(3)
 
27.高齢者ケアを学ぶこと(1)
 
28.高齢者ケアを学ぶこと(2)
 
29.ご高齢者の食事について(1)
 
30.ご高齢者の食事について(2)
 
31.ご高齢者の食事について(3)
 
32.ご高齢者の食事について(4)
 
33.ご高齢者の食事について(5)
 
34.ご高齢者の食事について(6)
 
35.日本の認知症ケアのあゆみ(1)
 
36.日本の認知症ケアのあゆみ(2)
 
37.日本の認知症ケアのあゆみ(3)
 
38.日本の認知症ケアのあゆみ(4)
 
39.日本の認知症ケアのあゆみ(5)
 
40.日本の認知症ケアのあゆみ(6)  
 
41.日本の認知症ケアのあゆみ(7)
 
42.スウェーデンにおける認知症ケアの理念と手法(1)
 
43.スウェーデンにおける認知症ケアの理念と手法(2)
 
44.スウェーデンにおける認知症ケアの理念と手法(3)
 
45.スウェーデンにおける認知症ケアの理念と手法(4)

 


 

     
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