第42回 インドでホテルの厨房に潜入！
日本で作る、噂の“マライコフタ”

ただいまー！季節の食卓7月号での予告通り、インド・バラナシの村にある、日本人と現地のインド人が一緒につくって運営している、親のいない子どもたちが通うための無料の学校「Mother Baby School」に行ってきました。今回、たくさんの方にサポートしていただき、無事、子どもたちにおやつを作ったり、授業をしたりしてくることが出来ました。おかげで、たくさんの子どもたちの笑顔を見ることが出来ました。ありがとうございました！
さて、サポーターのひとり、浦安在住のタツヤくんが「前にバラナシに行った時、PUJA Guest Houseのレストランで食べた”マライコフタ”がすごくおいしかったから、ぜひ食べて帰国後に再現して欲しい。」とのこと。
PUJA Guest Houseの厨房にお邪魔して、シェフたちに教えてもらってきました。手に入りにくいスパイスや、野菜自体も味や形が違うので、家庭で全く同じものを作るのは難しいのですが、近所のスーパーで手に入るものでアレンジしたので、みなさんもぜひ作ってみてくださいね！お野菜と牛乳でこんなしっかりしたメイン料理が出来ちゃいます。

通称：ラクタロー（本名不明）

1. 牛乳250ccを鍋で沸騰させ、弱火にかけたままレモン汁15ccを入れて混ぜます。
   

2. ペーパータオルに入れ、しばらく置きます。
   
   ＊出てくる水は「乳清」です。高タンパク・低脂肪の栄養価にすぐれたもの。この後、スープの煮込みで使います。
   

3. パニールが出来ました。
   
   ＊これを、四角く固めてから薄く切り、スパイスをまぶして、焼き豆腐みたいに焼くお料理も食べました。
   

1. じゃがいもを皮ごと茹で、柔らかくなったら水に浸しながら皮をむきます。
2. じゃがいもを潰して、みじん切りにした、ニンジンやタマネギなどの野菜を混ぜます。

3. 小麦粉を混ぜ込みます。
   

4. 真ん中にパニールを適量入れて、おだんご状に丸めます。

5. さらに周りに小麦粉をまぶして、油で揚げます。

1. 乳清とバターと水を沸騰させてじゃがいもを茹で、生のコリアンダーも入れて煮ておきます。
2. フライパンに油を敷き、にんにく、生姜のみじん切り、も入れて炒めます。香りが立ってきたら、タマネギ、コリアンダーパウダー、チリパウダー、ターメリックを入れて炒めます。

3. タマネギがしんなりしたら、煮ておいたスープを入れ、チキンコンソメとガラムマサラを入れて、強火でぐつぐつ。
4. 生クリームを入れて、温まったら、お皿に盛ります。

• スパイスのバランスが難しそう・・・と、心配な方は、最初小さじ1/2杯ずつ入れてみてください。とっても軽めで食べやすい分量です。ガツンとパンチのある方が良い方は、そこから増やしていってください。
  

• 教えてくれたレストランでは、チキンマサラというスパイスを使っていました。カレーなど他の料理にも入れていましたよ。近所にはないので、今回はチキンコンソメとガラムマサラで代用しましたが、
  ご興味のある方は、こちらで買えますよー。
  

• 前回の季節の食卓7月号に引き続き、スパイス活用してみてください。スパイスというと、辛いと連想しがちですが、香りを足しながら、辛みを抑えることも出来ます。私は10日間インド料理を食べていたら、帰りの飛行機内でも手足がポカポカでしたよ。夏のクーラー病予防にもオススメです。