情報通信

誰だ!配線を撤去したのは!

ある会社が事務所の引っ越しをするとのことで、サポートを頼まれた。

引っ越し先の新事務所に予め新しいインターネット回線を引き込んで、引っ越し後に旧事務所のインターネット回線を解約する。ただし、ルーターが1つしかないので、引っ越し当日にルーターの設定は変更し、LAN側の環境は新事務所も旧事務所と全く同じにする。

担当者にネット回線の契約手続きを任せておいたら、契約が完了して引っ越しまでに新事務所にネットが挽けるとの連絡があった。さらにありがたいのは、引っ越し先の事務所は、NTTのVDSL環境が整っていて各階までVDSLの接続がすぐに出来る様になっているとのこと。

なるほど、そうるとVDSLのモデムだけあれば、線をつなぐだけですぐにネットが使えるようになる。

そして、引っ越し当日新事務所に行くと、引っ越しの担当者が慌てている。
VDSLのモデムを接続する電話のジャックが無いと...俺も手伝って探すが見当たらない...ビルの管理会社、ビルの持ち主。全て来てもらったが、どこにそのコネクタがあるのかわからない!

仕方無く、MDFまで見に行くと、確かに下階のVDSL装置には該当階へ接続している旨の札がある。だが、該当階のMDF、アナログ回線のターミナルには配線が一本も接続されていない!

あれ?

関係者の話を総合すると、どうも前に使っていたテナントが契約終了時に原状回復を行った時に、必要な配線まで全て撤去してしまったようだ。

だが、俺のサポートする会社は引っ越し当日な上、ネットがつながらないのは仕事ができないことを意味している!
さすがに焦った...

いろいろネゴッたが、数階下から配線をし直す以外の解決策しか無く、NTT工事なので最低でも1週間かかるとのこと。

そこで最終手段...数階離れている管理会社のネットを1週間だけ借りることにした。ただ、数階分縦系の配線を行わなければならない。
最悪の事態を考えLANケーブルを一巻き持って行ったので、余裕で配線は出来たがあり得ない余計な仕事をした。NTTも俺と同様に、時前の配線を撤去され余計な配線をさせられた。NTTは、以前のテナントに工事費を請求するとのことだった。

じゃあ俺は?とムカついていると、ビルの管理会社が払うとのこと...まあ、余計な仕事はさせられたが、何とかネットもつながったのはめでたいことだ。

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